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偽救世主共 + AGAINST AGAIN by SWARRRM

Tracklist
1.Scilence3:00
2.Disturb2:25
3.Gobblegegook3:05
4.Flummux1:54
5.Don't Mess With Texas4:23
6.Parasite4:45
7.偽救世主共1:09
8.Vanish3:32
9.Herzog6:04
10.Damn3:56
11.Grasser1:53
12.Putrecence5:39
13.Brain1:47
14.Never Believe1:30
15.Illitate2:06
16.Defiant Attitude1:07
17.Hear My Voice3:28
18.Despair3:33
19.Self-Abhorrence3:07
20.H.T.D.2:44
21.Pain3:25
22.Hatred/Intent To Kill4:15
23.Against Again4:41
Credits
released February 17, 2023

Tracklist:
偽救世主共
1 Scilence
2 Disturb
3 Gobblegegook
4 Flummux
5 Don't Mess With Texas
6 Parasite
7 偽救世主共
8 Vanish
9 Herzog
10 Damn
11 Grasser
12 Putrecence

AGAINST AGAIN
13 Brain
14 Never Believe
15 Illitate
16 Defiant Attitude
17 Hear My Voice
18 Despair
19 Self-Abhorrence
20 H.T.D.
21 Pain
22 Hatred/Intent To Kill
23 Against Again

■ 以下、各アルバムについて2018年『こわれはじめる』リリース時のBookletに寄せられた行川和彦氏のコメントを紹介します。

偽救世主共 [HG FACT / 2003年]

曲の持ち味を考慮してメタリックな音、硬い音、熱い音などの“得意分野”を持つ4人のエンジニアに分けて録ったセカンド。初代ヴォーカルのHatadaが5曲で野獣声を轟かせ、二代目ヴォーカルのOka-zが7曲でデリケイトなデス声を震わせているが、むろん混ざっていようとこちらも違和感はない。ライヴのオープニングのSEとしても使われている元RISE FROM THE DEADのMotsu演奏のマンドリンで幕を開け、怒涛のサウンドで劇的に展開。 TRAGEDYの2001年のデビュー盤で良さを再認識したストレートなものを進化させる方向性を打ち出し、中低音が目立つ邪悪なカオティック・ハードコア“パンク”がうなりをあげる。むろん悲しみの旋律も噴き出して畳みかけながら緩急織り交ぜて混沌に突入し、Satokoのピアノも2曲に挿入し、リリカルな音と野太いシャウトで静謐に締め。ほぼ聞き取り不能なヴォーカルの中から不気味な日本語のつぶやき声も漏れてきて、アルバム・タイトルの憤りが燃える。ジャケット・デザインは以降付き合いが続くSOLMANIAのMasahiko Ohnoで、ぺインティングは当時VERMILION SANDSのlkuo Taketani(元НANATARASHI~ZENI GEVA)。

AGAINST AGAIN [CH (CD), GOD DOOR (LP) / 2000年]

「ブラスト・ビートの可能性への挑戦こそが、グラインド・コアの追求だと考えてます」 という当時のKapo(g)の言葉そのままのファースト・フル・アルバム。原点のサウンドだ。もちろん既にフルスロットル。 SWARRRMのアルバムの中で最もグラインドコアらしいブラストビートの叩き込みながら、 カオティック・ハードコアの佇まいでブラック・メタルのように直進するパートも含んでいる。今よりもギターはパーカッシヴだが、BORN AGAINSTからの影響の“泣き”の感覚が活き、HIS HERO IS GONEを思い出す悲痛なメロディをシャープに突き刺す。 ファンキーなオープニングやブルースっぽいフレーズを絡めながら早くもドラマチックに構成されており、メランコリックに終焉を迎える。 SWARRRM以前からクロスオーヴァー・バンドのGAMYのフロントマンでもある“スラッシャー” Hatadaの暴走ヴォーカルも凄み満点で、 音とせめぎ合いながら猛烈に加速。歌詞は載せていないが、いかつい音と共振して曲名どおりのネガティヴ・メンタル・アティテュードが伝わってくるのであった。なお、Kapoの自主レーベルから出したLPはCDとは別のアートワークだ。
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